カタカタ ボックス
ボルネオの生きもの

私が観察したボルネオの生きものを紹介しています。
ヒル (leech)
熱帯雨林のガイドブックにたいてい出てくる「ヒル」。
学術的なことはわかりませんが、とりあえず2種類確認しました。
吸血量は大した事ないですが、出血が止まらなくなるので服が汚れるのが困ります。
今までに感染症を媒介した、などという報告はありません。(←私が知らないだけかもしれないけど)
  • タイガーリーチ (Tiger Leech)
    • 5cmくらいの黄色っぽい大型のヒル。非常に活発でトレイルや獣道沿いの草や木の葉の上で獲物を待ち伏せ、通り過ぎる時に取り付きます。取り付いたら吸い付くのにいい場所を探して積極的に移動して服の中に潜りこんだりするので厄介です。ふと気づくと服に血がにじんでいて気が付く、というのがよくある話です。Tシャツの上からとか靴下の上からとかでも吸血することがあるので、油断がなりません。雨降りの後など林内のあちこちの葉の上でフラフラ揺れているので、こっちは気が気ではありません。結構日当たりのいい場所にもいるし、振動や二酸化炭素を探知するのか知りませんが、こっちに気づくとものすごい勢いで寄ってきます。とにかくアグレッシブなヒルです。
  • ブラウンリーチ (Brown Leech)
    • 2cm弱の小型でこげ茶色の地味なヒルです。ひっそり落ち葉の下などに潜んでいるので、たいてい、落ち葉が堆積している場所でしゃがみ込んでいたり、落ち葉をかき回していたりすると気づかないうちに取り付かれてます。タイガーリーチほど場所の選り好みがないのか、腕や足などのわかりやすい場所にさっさと吸い付いちゃってます。しかし、長靴を脱ぐと4つくらい靴下に取り付いてた、なんてこともあったので、油断はできません。私が経験したのはこっちのヒルだけで、大抵満タンになる前に気が付いて取ってしまったんですが、たぶん0.5mlくらいは吸血すると思います。

タイガーリーチ (Tiger Leech)
このように葉っぱの上で不動で獲物を待ってますが、振動などの刺激を感じるとフラフラと動き出し、こっちに気づくと結構なスピードで寄ってきます。からかうとおもしろいですよ。
同じくタイガー
取り付くと今度は吸い付く場所を求めて積極的に登ってきます。わざわざ皮膚のやわらかい場所を探して服の中に入ってくるのがやらしいです。

  • ヒルが自分に取り付いてるのを見つけたら、慌てず騒がず虫除けスプレーを吹きかけて「キュッ」と縮んじゃったところで「ピンッ」と人差し指で弾き飛ばしちゃいましょう。無理に引っ張ってはがすと、ヒルの口の部分が残ったりするらしいですから注意しましょう。後はヒルが抗凝固剤みたいなものを注入しちゃってるので、傷口から血を絞り出しておくと少しは止まるのが早まるかもしれない。出血は数時間止まらないこともあるので、ティッシュを折りたたんでテープで貼り付けておくくらいが丁度いいです。数日後に傷口がかゆくなっちゃいますが、そのくらいで実害はほとんどありません。 別に不愉快なだけで死にゃしませんからご心配なく。
  • ヒル対策としては、衣服に隙間を作らない、つまり足元は長靴やヒルソックスでガードする、ズボンの裾は靴下に入れる、シャツはズボンにきちんと入れる、などです。雨があまり降らず比較的森が乾燥している時期は行動が活発でないので、登山靴、厚地の靴下にズボンの裾を入れる、で対応可能ですが、折に触れ取り付かれていないかチェックする方がいいです。普通の虫除けスプレーが効くので、靴や靴下、ズボンなど足元にたっぷりスプレーしておきましょう。ヒルソックスはダナムバレーで買いました。なきゃないで気をつけていればなんとかなりますよ、変なところに入らなければ・・・。
  • ダナムバレーでは吸血されちゃった人に「Blood Donor Society」から吸血証明書が出してもらえます。(なかなか気が利いたネーミングですよね。サービスは有料です。)
  • 参考サイト
    • ヤマビル研究会
    • 日本のサイトですが、ヒルについて基本的なことがわかります。
Google
見たい生きものの名前や属名などを入力してGoogleに飛んだ後、
「イメージ」をクリックすると画像が参照できます。このまま飛んでみてください。


ひとつ戻る  TOPへ戻る