カタカタ ボックス
生きもの観察紀行

7月30日 (8日目) (2004年 7月 ボルネオ島) タビン→キナバル山

書いてるのは2007年3月18日。時間、経ってます、記憶があいまいです(笑)。

7時起床。何しろ前の晩はおしゃべりで遅くまで起きてた上に、荷造りの準備をしていたので・・・、根性がありません。朝食までロッジ周りを適当に散策することにしました。
天気は上々。ミューラーテナガザルのモーニングコールが遠くから聞こえていました。

○ロッジ山側
マレーシアヒメアオヒタキのオス(かな?)、ハイガオカンムリヒヨドリ、ムナフコウライウグイスのメス、コクモカリドリ、ズアカサイホウチョウなど。バナナリスも居ました。

コクモカリドリ ズアカサイホウチョウ


○並木道
ヒメカレハゲラ、アカメヒヨドリ、クビワヒロハシ、キバラタイヨウチョウ、ホオアカコバシタイヨウチョウ、コゲチャキンパラ、シラガシキチョウがいました。

ヒメカレハゲラ


朝食後は田仲さんの所へ最後のバンディング結果を見に行きました。事務所まで行く途中の川の周辺ではアジアヘビウ、カンムリワシ、ウォレスクマタカ?、シワコブサイチョウを見ました。ブタオザルの30頭くらいの群れが移動をしていました。


○バンディング
キムネハナドリモドキ、マレーミツユビゲラ、ハイガシラコアゴヒゲヒヨドリ、ハイガシラモリチメドリ、ついでにボルネオキクガシラコウモリがかかってました。

キムネハナドリモドキ ハイガシラコアゴヒゲヒヨドリ

ハイガシラモリチメドリ ボルネオキクガシラコウモリ


ハイガシラコアゴヒゲヒヨドリは目がでかかったです。ハイガシラモリチメドリはとてもきれいでした。ボルネオキクガシラコウモリの前腕は40-44.3だそうです。この個体の計測地がいくらだったのかはメモするのを忘れました。日本のキクガシラコウモリの前腕は40くらいです。似たようなもんですね。

さて、今日はラハ・ダトゥからコタキナバルまで戻り、キナバル山まで行かねばなりません。ということで、荷造りしないといけないので、皆さんにお礼を言って早めにロッジに戻りました。
そして、荷造りを終え、ロッジの皆さんにもお礼を言って、11時頃に出発しました。昼食は発泡スチロールの容器にサンドイッチ(焼き飯だったか?)などを詰めてもらったのを持たせてくれました。
来た時の様にロッジのミニバスに乗り込んだんですが、街に出る従業員の人も同乗。またひたすらにアブラヤシプランテーションの中の道をラハ・ダトゥまで走りました。フィールドノートを見ると、途中でアオヒゲショウビンを見た事になってるんですが、ほんまか? 記憶がありません。集落で見た様な、見てない様な・・・。書いてあるという事は見たのでしょう、きっと(笑)。

さて、空港に着いたはいいが1時間は時間がありました。ということで、持たせてもらったランチボックスにさらに売店で軽食を買って食べて待ちました。んで、13時35分にラハ・ダトゥを出発、14時30分にコタキナバルに到着しました。


コタキナバルには旅行会社のRSさんが迎えに来ていました。そこで、まずお願いしたのが「ゴム長靴と接着剤を買える所に連れて行ってください」でした。そう、ゴム長靴は破れて、フィールドスコープはプリズムの固定部分が壊れてどっちも役に立ちません。大問題です。RSさんは「わかった」と言ったのですが、この後、おしゃれなデパートに連れて行かれてしまいました。「こんなとこにゴム長靴はないんじゃないの?」と日本語で志保ちゃんと話してたんですが、一応、探し回りました。しかし、どこの靴屋の店員に聞いても「ブーツならあるけどー・・・」でした。そりゃそうでしょうね。明らかに場違いでした。それにしても、暑いマレーシアでロングブーツなんか履く人が結構居るんですねー、女性がおしゃれにかける情熱はあなどれません(自分は入れてない:笑)。
しょうがないので長靴はあきらめて接着剤を買いにホームセンターっぽい所に入ったら、セメダインの様な接着剤があったんですがパッケージに大笑い。ゾウの写真が使ってありました。「ゾウが踏んでも壊れない〜」と笑いながら、ついでにボールペンも買って戻りました。しかし、ボールペンは水性で使えなかったのでした。


さて、ゴム長靴はもっとローカルなとこじゃないとだめなんじゃないの?と言うことで途中の街で買う事にして出発。無事に、田舎の雑貨屋で「これぞゴム長!」という様な黒ゴム長靴をゲットしました。ボールペンやお菓子も買ったので正確な値段はわかりませんが、いつぞやに聞いたRM8くらいだったと思います。


RSさんですが、なかなか話好きな人でした。道中はマレーシア語講座などをやりながら楽しく過ごしました。前のタンクローリーの後ろに「AWAS PANJANG」とある。AWASは「Caution!」、「PANJANG」は・・・、「長い」、あー、追い越し掛けるのは気をつけろって事ね。ということで、その後は路肩が工事中だったりとかすると「AWAS、AWAS!」と叫んでみたり、んでRSさんが「ABUNA-I!」などと言ったり。道端でデジカメで景色を撮ってる女の子を見かけたら、「私はあれは日本人だと思うねー」、「私もそう思うよー」なんて感じでわいわいと楽しくやりました。


だんだんと標高が高くなり、どことなく四国の山地の中の様な景色を通って、とうとうキナバル山に到着しました。が!・・・、さ、寒い!!! 18時に近くてあたりは薄暗く、もやってて雨までちょこっと降ってる。なんかとても嫌な予感がしたんですが、予感は大当たりでした。
手続きを済ませて予約していたHostelに案内してもらいました。ここは古い2階建ての木造の建物が2棟。大昔の林間学校などに使われる青少年センターなどを想像してもらえばピッタリ来る様なイメージの建物なんですが、とにかくボロい! そして案の定、密閉性は皆無でした(そもそも窓が壊れてて全開状態だった:泣)。


割り当てられた部屋に入ると、8畳くらいの部屋の壁際にそれぞれ木製のギシギシ言う2段ベッドがあり、8人が使える様になってました。そこに使って使って使いまくってペラペラになった様な、一応、毛布の範疇に入るくらいのものが1枚。これはちょっと、夜中は平気で15,6度くらいまでになりそうなのに、勘弁してくれと言う感じです。部屋が狭いので、スーツケースは完全に場違いで邪魔。コンセントは無し(1個だけあった)。これは、ここを選んだのは完全に大失敗だったと後悔しまくりましたが後の祭りです。
キナバル山の手配をする時、このホステルの他にTWOBED CABINがあり、通常は日本人はそちらに泊まる事が多いと言う説明はあったんですが、ホステルの方が他のバードウォッチャーが泊まってたりして話ができるかなと思ったんでこっちにしてみたんですが、甘かったです。同室は結局、よくわからない放浪者みたいな男性2人と登山の女性2人で、彼らは早々に寝てしまい、特に話をする事もありませんでした。


さて、荷物を整理して夕食はビジターセンターのレストランへ。給仕がしょっちゅう世話してくれる様な中華のまあ高級なレストランの雰囲気はあったのですが、食事は化学調味料とコショウがすごくてあと一歩で「不味い」の範疇に入るものでした。タビンの料理が恋しいよ・・・。手配してもらったらなんか食事は全てこのレストランという事になってたんですが、これも失敗だなと後悔。初っ端からパンチの連続で、寒さもあってめげまくりです。こんなんで大丈夫なんでしょうか?


夕食が終わって、ちょっと周りをうろついたんですが、カエルの声が5種類くらいしたのと、コウモリが飛んでいたくらいで、暗いので状況がよくわからないのもあり、早々にホステルに帰りました。


ホステルに帰ると、寝仕度なんですが、到着直後に設備を調べたら、シャワーはあったけど湯は出ない。もう気力体力が無いのでシャワーはあきらめて歯を磨いて寝ようと思ったら・・・、共同の女子トイレのドアが開きません。ここがシャワー室兼洗面所にもなってるので、ドアが開かないと埒があきません。中を窺うとシャワーを浴びてる様だったので、あきらめて隣の棟の設備を使いに行く事にしました。


隣の棟ですが、こちらはどうやら地元の中学生の団体が利用しているらしく、顔を洗ったりしていると女の子が入れ替わり立ち替わり出入りしていました。入って私に気づくと「外国人が居る!」と思うのか、ちょっと変な顔をしたりするのが鏡に映ったりしてたんですが、その中に、入って来てこっちを見た途端に出て行ってしまった女の子がいました。「?」と思っていると・・・、廊下が俄かに騒がしくなりました。あー、こりゃ「先生、女子トイレに男の人がいます!」とか呼びに行ったかな?と思ってたら、案の定、大当たりでした(笑)。待ってると廊下から男性が何か呼びかけて来る。「イエ〜ス!」と顔を出して返事をしたら、もう周りが爆笑でした。いや、いいよ別に、短髪に深緑のモンベルのTシャツにストレートジーンズなんて、紛らわしいもんねー、と一緒に笑いました。他の女の子達が一瞬、変な顔をしていたのも、男だと思ったのかもしれんな・・・。
事態が収まって女の子に「男だと思った?」と聞いたら、やっぱそう思ったそうです。いや、いいよ別に・・・。
「Korean?」と聞かれたので「Jepunだ」と答えたんですが、韓国人がよく来るのかね、ここら辺? 
「Chinese?」と聞かれる事はたまにありますが、「Korean?」は初めてでした。


さて、部屋に戻って身づくろいをしてから寝る前にトイレに行こうとしたら・・・、まだドアが開かない! 共同だっつーのに何してやがる!とぶち切れてドカドカとドアを叩いたら、中からイギリス人(多分)が顔を出しました。んで、その後ろの方に着替えてる男が見えたんで、「こいつら何してやがる!」とぶち切れたんですが、文句を言おうと思ったら、「ごめんなさーい、男子の方が壊れててお湯が出なかったから〜」と言われたので「ええっ! お湯出るの! 本当? 教えてくれてありがとう〜!」とコロッと態度を変えました。給湯器のスイッチが外に付いてたので、気が付かなかったのです。そこで、お湯が出るならとシャワーを浴びる事にしたのですが、いやもう、お湯が出るのはいいが水がろくに出ないのでアホみたいに熱いし、排水口が詰まってて水が踝まで来るし、やっぱりトホホでした。もう、本当に、マレーシア人には「メンテナンス」の概念が無いのかこのやろー!って感じです。しかも、部屋に帰れば窓は壊れて夜風がヒューヒュー入って来る。これはテントの出口を開けっ放しで毛布1枚で野営する様なもの。手持ちの衣類を着込み、レインコートの上下を着込んで帽子もかぶって寝ましたが、寝られるものではありませんでした。夜はきっと13度くらいになってたに違いない。ちくしょー! 手配をしたのは私なので、上田さんと志保ちゃんに申し訳なくて、へこみまくりでした。明日は絶対に「追加チャージを払うからTWOBED CABINに変えてくれ!」と頼もうと心に誓って、眠りに就きました(眠れなかったけどね!)。

7月29日 (7日目) へ 7月30日 (8日目) へ

2004年7月「ボルネオ (タビン&キナバル山)」編 インデックスへ


生きもの観察紀行へ戻る TOPへ戻る