カタカタ ボックス

私が観察した日本のカエルを紹介しています。
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ニホンヒキガエル
ヒキガエル科 (Bufonidae) 
ニホンヒキガエル
Bufo japonicus japonicus
Western-Japanese common toad

体長:8〜18cm
大体15cmくらいの大きさのを見かけます

私が観察しているフィールドはブナ林で林床に湿り気があり、あちこちに湿地があったり細流があったりするようなところです。湿地や休耕田、山際の池や側溝の水溜りなど、止水に産卵します。
昔は広島市の市街地でも観察できたようですが、現在では不可能だと思います。
産卵は沿岸部なら2月中旬から3月、県北なら3月下旬から4月上旬頃です。しばらく雨が続いて気温が上がったかな?という頃に一斉に冬眠から起き出してきて、水辺に集まって来て、せいぜい2,3日の短期決戦で一気に産卵を終わらせてしまいます。蛙合戦というほどたくさん集まっているのを見るのはまれですが、観察したところ、オスは動くものに反応して寄って来て抱きつくので、時には団子状に組んず解れつになってしまいます。
ちなみに、オスがオスに抱きついてしまった場合、リリースコールと呼ばれる合図を出します。「グッグッグッグ」と鳴きながらわき腹を激しく動かします。繁殖期以外でも捕まえてちょうどオスが抱きつく感じで掴むと、このリリースコールを聞くことができます。産卵の終わったメスもこの合図を出すらしいですが、実際に確認したことはありません。普段、捕まえてリリースコールを聞くことができるカエルがはたしてオスなのかメスなのか、私にはよくわかりません。
(リリースコールについては2005/7/18の雑記であれこれ書いております。動画で声も聞けます。)
卵は長いひも状のゼリーに入っていて、1頭のメスで約10000個くらい。オタマジャクシは水温にもよりますが、5月下旬〜6月に変態して上陸します。たくさんの子ガエルが上陸しますが、ほとんどは生き延びられない運命です。





地域によって結構色の変異があります。同じ地域でも赤味がかったのや黄色っぽいのとかがいます。

左は広島県芸北町、上は広島県吉和町で撮影

私が観察した時には、林縁の池の周辺にオスが10頭以上集まって来ていました。この時気温は17度。
オスはしきりにクックックックックと細かく可愛い声で鳴いていました。(芸北町)
↑ ものすごい勢いで組み合ってるんですが、果たしてこの中にメスが居るのやらどうやら。わかりませんでした。(芸北町)
産卵はオスとメスが1対1で行います。左のように長いひも状の卵を水の中を移動しながら産みつけます。ゼリーは最初膨らんでおらず、時間が経過してから膨らんで写真の様になります。

最初は孵化しても水の中に横たわっている状態です。 そのうちオタマジャクシらしくなってきます。黒いスリムなオタマジャクシでこれで20mmくらいです。
このくらいの状態で上陸します。水辺が側溝などコンクリートの壁だとうまく登れなくて溺れてしまったりします。乾燥に弱く、すぐに体が張り付いてしまうので、場所によっては上陸は命懸けです。 これは私が養育したヒキガエルの子供です。2cmくらい。口が小さいので餌に困りました。
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