カタカタ ボックス

私が観察した日本のサンショウウオを紹介しています。
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オオサンショウウオ
オオサンショウウオ科 (CRYPTOBRANCHIDAE) 
オオサンショウウオ
Andrias japonicus
Japanese giant salamander

体長:60cm〜1.2m

この個体は川の真ん中あたりの底に沈めてあるコンクリートブロックの陰から出てきてゆっくりと岸近くまで移動し、鼻をちょっと出して呼吸をし、またゆっくりとブロックの陰に戻りました。 この個体は川から取水している農業用水路への分かれ道のよどみに隠れていました。10分置きくらいに出て来てはこのように鼻面を出して呼吸していました。2頭いたように思うのですが、個体識別に自信はありません。

上の写真は県北部のとある町の河川で撮影したものです。やっぱり場所は公開しない方がいいのかなー。
幅10mちょっとくらい、水深50cm〜80cmくらいです。標高は230mくらい。
上流部に堰があり、どうやらその堰で止められた魚を食べるために堰近くに集まっているようで、川底のコンクリートブロックの下に4頭くらい、取水口近くに2頭くらい居そうでした。
一日中見ていたわけではないですが、結構ちょこちょこ呼吸しに出て来ていたので、確実な個体識別ではありませんが、そんな感じでした。観察は2003年のゴールデンウィークです。

このオオサンショウウオですが、広島県内では主に大きい河川の本流の中・上流域(標高700m以下)に生息するそうです。中流域の支流ではある程度の水量が有る用水路や小川にも生息しています。たまに大量降雨の後に流された個体が農業用水路などで捕獲されて新聞に載ったりしてます。
本当は河川の岸に自然にできた穴などに生息しているのですが、河川改修で適当な巣穴が無くなっているので、代わりに川底のコンクリートブロックの下とか農業用水路のよどみなどを利用しているようです。

繁殖期は8月から9月。上流部に移動して大きなオスは適当な巣穴を探して見つけるとそこでメスを待ちます。産卵は巣穴のオス、メス、他のオスと複数で行うそうです。大きなオスは巣穴で次のメスを待ち、その後もそこで卵を守るそうです。巣穴は水の出入りのある自然にできた横穴などですが、最近は河川改修などでそういう場所が不足しています。また、河川改修でオオサンショウウオが越えられない堰などができていると、産卵のための上流への移動ができず、オオサンショウウオが道を見失ってしまうなどの弊害も見られています。

広島市安佐北区にある安佐動物公園はオオサンショウウオの飼育・繁殖で有名なんですが、県内の豊平町の河川で行われている人工巣穴での繁殖の取り組みも行っているそうです。この人工巣穴での繁殖は成功しているそうですが、砂が流入するのでメンテナンスが必要らしいです。

参考:安佐動物公園のオオサンショウウオ(繁殖)

    安佐動物公園の人工巣穴での取り組み
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