カタカタ ボックス

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2005.11.27(日)
11月が終わりますね・・・。頑張ろうと思ったのに、もう今日もあと3時間しかありません。来月頑張ります(笑)。

突発的に「よもやまばなし」のコーナーを作ってしまいました。高病原性鳥インフルエンザH5N1が野鳥に感染して多数の被害を出している様なので、これは大変なことだなーと思って、いつかまとめようと思っていたのですが、どうも時間がなくてできてませんでした。今回、アメリカのサイトに今までの報告例についての一覧表があるのを見つけたので、これはせめて和名を入れて、どういう種が感染しているのかをわかるようにしようとやってみました。これ見ると、結構、広範囲にいろんな種が感染しているんですよね。通常、ニワトリには高病原性でもカモは大丈夫とかだったんですけど、今回のH5N1はやばやばですね。ガン、白鳥、サギについては大量死のニュースをネットで読みました。虎やネコが死んだというのも今までに無い話だったので、驚きましたね。人も死んでるし・・・。ただ、虎やネコはH5N1で死んだ鳥を食べて感染しているし、人についても死んだ鳥を解体して食べたり、とか高リスクな行動に起因するものがかなりだと思うので、いたずらに怖がる必要は無いと思います。
表を見るとスズメ、ハトなど身近な鳥も感染してますね。これらが感染したらすぐに死んでしまうならいいのですが、あまり重症にならないとなると、動き回って流行を広げてしまう可能性があります。これは元の情報に当たってみないといけないですが、とりあえず表を作るだけでタイムアップとなってしまいました。文献などは入手が難しそうですが、また、時間があったら、それぞれの種がどういう症状だったのかとか、わかる範囲で調べてみようと思います。とりあえず、OIEに報告されているものについては、国立感染症研究所感染症情報センターのサイトである程度は日本語で読めます。ちょっとですけど。興味があったら直接OIEに当たってください。

アジアの動物(家禽)における鳥インフルエンザの最新状況(2005/11/23)
  (国立感染症情報センター)

→本家OIEの情報は11月25日にアップデートされてます。(OIE:2005/11/25

この表はあくまでも鳥型である現時点での話ですから、人型に変異したらどうなるの?というのとは別の話です。現時点ではH5N1が日本の養鶏場に入って来たとしても、山口や京都の例を考えれば、全国に流行が広がって人間にも感染、という可能性は低いと思います。それは、日本ではちゃんと流行を阻止する体制ができていると思うからです。それと、死んだ鳥を食べちゃだめ、とか基本的な部分で、現在、人の患者が発生してる地域と日本では違う、というのも言えます。行政機能がまともで、国民や企業がちゃんとそれに協力する体制なんだから、ウイルスが鳥型である限りは国内ではあまり心配は無いかなと思ってます。
あ、でも、国内の野鳥の集団にH5N1が感染したら、と考えるとやっぱ深刻ですね。出水のツルの間で集団発生したら、とか、伊豆沼のマガンがバタバタやられちゃったら、とか考えるとそれは困りますよね。養鶏場の鶏と違って、全羽処分なんてできませんから。それが原因で種の存亡の危機になったりしたら、大変ですし。鳥好きとしては、野鳥に被害が出ないように祈っております。

2005.11.14(月)
ああ、11月ももう中旬ですね。とほほ。そろそろこのサイトも一周年になろうかと言うのに、相変わらず旅行記が完結しておりません。怠慢ですね。月末には何とか頑張りたいと思います。

さて、最近、野鳥やヒトのトリインフルエンザの報告が世界各地でどんどん増えて来てます。いよいよヒトにも感染するようになって、世界的大流行になるか? ってなやばい感じなんですが、鳥好きとしては野鳥の地域個体群に深刻な影響が出ちゃ困るなー、などとそっちの方が気になってしまいます。例えば、出水のツルの越冬地にあの強毒性のH5N1が入っちゃったら大打撃ですよ。んで、興味があるし、世界の野鳥における発生状況など地図にプロットしてみようかと思ったのですが、ちょいと時間がありません。せめて参考になるサイトだけでもピックアップしてみました。参考にどうぞ。

国立感染症研究所 感染症情報センター 「鳥インフルエンザ」
世界保健機構(WHO)や国際獣疫事務局(OIE)の公式情報の訳、その他の情報が参照できます。  

 →アジアの動物(家禽)における鳥インフルエンザの最新状況(2005/11/23)
    本家は11月25日にアップデートされてます。(OIE:2005/11/25
       (アップデートの日付だけ修正しました11/27)  

 →現在の、世界の鳥インフルエンザ発生状況の地図(感染症情報センター)   

H5N1海外鳥インフルエンザ直近情報集
世界各国の新聞記事を丁寧に拾った「What's New?」で発生の最新情報が拾えます。ただし、未確定の情報も記事になってれば載るので注意。
鳥インフルエンザに関する一般的解説なども載っているので、とても参考になります。
このサイト、小樽市の保健所長さんが個人で運営されてます。頭が下がります。

プロメド情報厚生労働省海外検疫所:海外渡航者のための感染症情報
世界のウイルス研究者などから提供された最新のウイルス情報が参照できます。情報を拾っているのが専門家なので、新聞記事を直接拾うよりは情報の信頼性が高いと思います。

◆鳥インフルエンザの流行を理解する上で参考になる本
インフルエンザ危機(クライシス)
河岡 義裕著
集英社 (2005.10)
通常24時間以内に発送します。
「インフルエンザ危機(クライシス)(河岡義裕)」集英社新書です。
著者は東京大学医科学研究所ウイルス感染分野教授です。学生の時から鳥のインフルエンザ研究などに関わってきた研究者さんです。現在のインフルエンザ研究に続く一連の研究に昔から関わって来ているので、インフルエンザ研究の歴史を踏まえつつ、今の状況をわかりやすく解説しています。インフルエンザの流行の歴史と研究の歴史、ヒトと動物のインフルエンザウイルスの関係、新型インフルエンザの危機とはどのようなものなのか、現在、東南アジアなどで起こっている鳥インフルエンザの流行状況はどのようなものなのか、著者の研究と経験を織り交ぜながら解説されているので、とても興味深くおもしろいです。ざっと現在の鳥インフルエンザの問題の概観を理解したいなら、これ1冊読めばだいたいわかります。そうした解説的な内容に合わせて、著者が研究者として歩んできた道のりについても書かれているので、一研究者の歴史として読むにもおもしろい本でした。高い本じゃないので、興味があればぜひどうぞ。ちなみに、遺伝子配列さえわかればインフルエンザウイルスを人工的に作れる技術を開発したのはこの先生のところです。
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