カタカタ ボックス

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2005.12.25(日)
ヘビ図鑑を更新しました。うーん、またまた予告よりかなり遅れてしまいました。しかも予告の内一部だけしか実現してません。いい加減、先に言うのは止めようと思いながら・・・。お気楽サラリーマンさん、せっかく写真をお借りしたというのに、不義理をして申し訳ありませんでした。カエルについてはもう少々お時間をくださいませ。

ざっと属ごとに解説の一覧表を作ろうとか、いらん事はいろいろ思いついたりしてるんですが、作業がはかどりません。この冬休みこそは! と思います。今年もあと少しですね。

2005.12.22(木)


雪が降りました、道が凍りました、渋滞しました、すごく困りました(笑)。なんでノーマルタイヤで出て来ようとするかなー。渋滞は重大な時間的・経済的損失を招くのでお願いだから止めてちょうだい!って感じです。
12月18日に積雪が13cmくらいあったんですが、あの日は日曜日だったのでノープロブレムでした。しかし、この日は平日、仕事休むわけにもいきませんしねー。参りました。渋滞で車が動かないので、カメラで路面を撮影したり、ヘビ図鑑を音読したり(英語)してました(笑)。

2005.12.13(火)
寒いですねー。昨日は広島は雪が振りました。ただ、南部は気温があまり下がらなかったので、積雪はほとんどありませんでした。雪の中、ランニングをしたんですが、眼鏡に雪が付くわ、鼻に入って来るわでなかなか大変でした。

さて、更新予告をしておきながら、未だに作業中です。というか、「SNAKES OF BORNEO」をぼちぼちと読んでいる状態です。何しろ英語なのでーーー。もう少々、お待ちください。

んで、高病原性鳥インフルエンザについても作業の進行がはかばかしくないんですが、いい加減、何か書かなきゃということで、今年の4,5月に中国の青海省であったインドガンの間で起こったH5N1のアウトブレイクに関するnatureの短報を読みながら作ったメモをここに載せます。英語の読み間違えがあったらすいません。そっけないですが、メモですから〜。体裁を整える手間が惜しいので、すいません。

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短報:「H5N1 virus outbreak in migratory waterfowl
-A worrying development could help to spread this dangerous virus beyond its stronghold southeast Asia-」

→「渡りをする水鳥で発生したH5N1ウイルスの流行
  憂慮すべき進展はこの危険なウイルスが南アジアの拠点を越えて広がる助けになる可能性がある」
著者:Chen H, Smith GJ, Zhang SY, Qin K, Wang J, Li KS, Webster RG, Peiris JS, Guan Y.
所属:Joint Influenza Research Center (SUMC and HKU), Shantou University Medical College, Shantou 515031, China.
雑誌:Nature. 2005 Jul 14;436(7048):191-2.

2005年4月30日に中国西部の青海省の青海湖でインドガン(bar-headed geese/Anser indicus)の間でのアウトブレイクが確認された。
最初は病気のインドガンは一つの小島で確認された。そこには約3000羽のインドガンといくらかのチャガシラカモメ(some brown-headed gull/Larus brunnicephalus), オオズグロカモメ(great black-headed gull/Larus ichthyaetus)、カワウ(great cormorant/Phalacrocorax carbo) が一緒に居た。
症状としては麻痺、異常な首のうなだれ、ふらつき、首の震えが見られた。
5月4日までに死亡は1日当たり100羽以上となり、5月20日までには流行が他の小島にも広がって1500羽が死亡した。
死亡鳥の90%はインドガンで、残りはチャガシラカモメ、オオズグロカモメであった。
この3種から92検体を採取し、28株のH5N1ウイルスを分離した。さらに5株をインドガンから採取した。

遺伝子配列の解析では、これらのウイルスは全ての分鎖についてほぼ同一のものだった(インフルエンザウイルスは8本のRNA分鎖を持っています)。
ヘマグルチニン(HA)遺伝子は高病原性鳥インフルエンザウイルスが持つQGERRRKKRモチーフを持っていた。
全ての株はPB2遺伝子の627番目のアミノ酸配列が、マウス病毒性を増す変異のリジン(Lys)となっていた。
これらの株と、2005年に福建、広東、湖南、雲南のマーケットで分離された8株との系統発生解析を行った結果、HA、NAとNP遺伝子はA/Chicken/汕頭/4231/2003 (genotype V)に近縁だった(ウイルス名は A型/鶏から分離/汕頭市で分離/2003年に分離 を表しています)。
後の5つの遺伝子(M、PB2、PB1、PA、NS)はA/Chicken/汕頭/810/2005 (genotype Z)に近縁だった。 (汕頭は広東省の市)
これらの特徴から、このウイルスはgenotype Zであるがタイ、ベトナムの人由来の株とは区別できる。
アウトブレイクの感染源は一つであり、南中国から来た家禽が原因と考えられる。(←これ重要!)

インドガンは9月から中央アジアに分散する。南へ渡り、ミャンマー,ヒマラヤを越えてインドに行き、4月にはまた帰ってくる。
H5N1ウイルスの標準株であるA/Goose/Guangdong/1/96はインドガンで感染が成立する。
鳥の密度の高い南アジア亜大陸へ冬季の渡りの経路を伝って運ばれる危険性がある。
渡りの経路を伝ってヨーロッパへ広がる危険性もある。
H5N1の分布地域が爆発的に広がるかもしれない。

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最後の方は面倒になってきて、はしょってしまいました。

この短報について、サンフランシスコクロニクルに記事があって、青海湖の位置が地図で出てたりするので、リンクを張っておきます。

記事:「Bird flu seen in wild geese in China / Scientists worry the disease, once confined to domestic fowl, will spread via migrators」(2005/7/7:SFGate.com)

地図Migration routes. Chronicle graphic by Joe Shoulak


要するに、青海省の青海湖で大量のインドガンと少数のチャガシラカモメ、オオズグロカモメが死にました。原因は高病原性鳥インフルエンザH5N1ウイルスでした。死んだ鳥から分離したウイルスを解析すると、タイやベトナムで分離されたウイルスより、広東省のマーケットで分離されたウイルスに近縁だった。つまり、ウイルスの流れとしてはそっち由来と考えられた、っていう話です。
あとは、渡り鳥なんで移動に伴ってウイルスが南アジアから果てはヨーロッパまで広がったら怖いよー、って話です。これはとりあえず現在、広がらなかったねー、ってな状況になってますね。

さて、こっから完全に私見なんですが、ミソは広東省の辺りからウイルスがやって来たのではないか、って事ですね。つまり、渡り鳥が流行を広げるというよりはやはり、人と家禽の流通が問題だろう、ってな話になるのではないかと考えます。結構、どこにでも人間は住んでいるし、動いてますからねー。渡り鳥による媒介もあるでしょうが、やっぱり怖いのは人と物の動きではないかと考えます。私見ですよ、私見。

それと余談。この短報が出た当時、この調査チームが現地で、H5N1による患者が発生しているという噂を聞いたという話がありました。Scienceにちょこっと載ったんですが、中国は否定しています。真相はわかりません。
何しろ中国ですから、隠蔽しているのかもしれませんし、単に調査能力が追いついていなくて確認できなかったのかもしれないし、流言飛語のたぐいなのかもしれません。わかりませんね。何でもありだとは思いますが、日本と違ってえらい交通が不便な地域がたくさんある国ですから、中で何が起こっているのか、中央もよく把握できてないんじゃないですかね。ただ、隠蔽がお家芸で国際的に信頼されてないのは確かですから、今後、どうなるのかなー、とちょっと思ったりしてます。とにかくWHOに協力しろよー、ってのが正直なところです、ハイ。余談でした。

Chinese Ministry Questions Bird Flu Findings
15 JULY 2005 VOL 309 SCIENCE www.sciencemag.364 org


2005.12.8(木)
22:30です。さきほど外を歩いていて、なんだか雪が降りそうな雲行きだよな、さほど寒くないけど、と思っていたらポツポツと雨が降って来ました。雨は雨で寒いから嫌ですね。ほんとに夏が恋しいです。

今日、いろいろヘビの事が書いてあるサイトを見ていたんですが、ふと気付きました。ヘビについて述べている場合、有毒か無毒か、というのが結構、気にされるものなんですね。そういえばうちのサイトのヘビのコーナー、有毒か無毒かなんて書いてなかったなと思い至りました。有毒なら書くけどわざわざ無毒だと書かなくてもいいかなと思ったんですが、やっぱり書いた方がいいですね。もう一回、図鑑でちゃんと確認してから、追記しようと思います。たしか、ボルネオのヘビはViperとCobra以外は無毒だと思ったんですが、まあ、ちゃんと確認しておきます。

2005.12.6(火)
寒いですねー。昨日は未明から雪が降り始め、朝起きたら3cmくらい積もってました。すぐに融けてしまったので、通勤に支障はありませんでした。気象庁の観測データを見ると、朝の気温は0度近かったようです。んで、今日なんですが、昨日に比べると日中は暖かかったのですが、20時頃から冷え込んで22時には5度切るような状態になってました。外を歩いていると耳が痛くなってきて、ついでに耳が冷えて頭まで痛くなってくるような、そんな冷え込みでした。

なんで、こんな気温の話をしてるかというと、22時ごろ広島市南区にある広島大学の歯学部近くを歩いていると、1頭のオヒキコウモリの声が聞こえたのです。声はたぶん、採餌から帰ってきてねぐらに入る時の位置確認を行っている声でした。この声の主はたぶん、校舎の隙間に入り込んだんでしょうが、もう1頭、やはり周囲を飛ぶ声が聞こえました。これもおそらくねぐらに帰ってきた個体だと思われました。計2頭、こんな5度切るような気温、きっと上空はさらに温度が低いでしょうに、虫なんか居るんでしょうか? まさか無駄になるようなことはしないだろうから、きっと何か食べるものが飛んでいるんでしょうが、飛び回るエネルギーと得られた餌との間で収支が合ってるのかどうか、不思議でしょうがありません。通常、コウモリは冬季は冬眠しているものとされていますが、このオヒキコウモリ、身を切るような寒さの時でも飛んでいる声を聞くことが結構あります。しし座流星群を観察してたら飛んでた、とかありますから。いったい、どういう条件で目を覚まして、どういう所を飛んで、何を食べてるのか、本当に不思議でおもしろいです。もっとちゃんと観察して記録を録っとけばいいんですが、寒い中出てくるかどうかわかんないコウモリを待つ元気は無いので、たまたまでラッキーだったなーと思っております。

先日、高病原性鳥インフルエンザに感染した野生動物のリストを掲載しましたが、感染してただけなのか、死亡してしまったのか、がわかるようにしようといろいろ検索しています。簡単なメモも付けようと思うので、できたらまたアップします。もう、ほとんどの種が死んじゃってるのがびっくりなんですが、カンムリカイツブリは元気な個体から分離されていたようです。カイツブリの何が他の鳥と違うんでしょうね。実験でエミューに感染させようとしたみたいですが、感染しなかったみたいですけど、これもおもしろいです。ダチョウにも感染しないんでしょうかね。ウイルスも生物の端くれですから、いろいろと興味深いです。

さて、それが終わったら、お気楽サラリーマンさんとお友達からボルネオのヘビとカエルの写真をお借りすることができたので、生きもの図鑑に掲載しようと思っています。お楽しみに。

こんだけ寒いと南に逃避したくなりますね。来年はきっとボルネオに行くぞ!
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